その瞬間の言葉たち

作詞というかポエムというか・・・

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あの日、僕は君に嘘をついた

あの歌で泣いたのは君だけじゃなかった

 

永く続いた雨は止み 久しぶりの日の光に

少しの眩しさと優しい暖かさを感じる

でも心はまだ何処か曇り空 晴れ渡るには

まだ少し時間がかかるかもしれないな

 

車窓から移り変わる景色を眺めながら

過去の思い出の中で眠り

時に温かく 時に冷たく 自問自答繰り返す

そこに答えはなかった 例え見つけても

それはもう思い出の一部だった

 

「運命」という都合の良い言葉で 心に仕舞うことはしたくなかったし

最期と呼べる その時まで色褪せることのないように

 

あの日、僕は嘘をついた

あの歌で泣いたのは君だけじゃなかったのに

言わなくても伝わる あれは少し嘘だ

つまらぬ意地や強がり 恥ずかしさが邪魔していただけ

あの日、僕が泣いたのは

「一体何してんだよ」と自分に絶望したから

本当に泣きたかったのは君なのに

あの優しさ 今も胸の中で光る